2011年04月19日

国債って誰が誰にお金を借りているか知ってっか?

ネットのニュースから
補正予算財源 国債をなぜ排除するのか
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110419/plc11041903300001-n1.htm

菅総理が復興の予算の財源に国債を当てるの嫌がっている。
正直言って正気の沙汰ではない。
この大規模な国難に財政の緊急出動をしなくて何時するのか?
あれだけ散々国債を批判していたから、底は見えているが。
そもそも多くの政治家やマスコミが「国債は国民の借金!(キリッ)」と言っている時点で話にならない。

かく言う自分も政治に興味を持つまでは全くお話しにならないレベルだったので偉そうなことは言えないがw

現在のデフレ時代での国債の買取手はどこだか知っているか?
殆んどが銀行なんだぜ。
何で銀行か?
元々銀行は預かったお金を元手に人にお金を貸してその利子によってお金を儲ける仕事だ。
で、貯金をする人に対しても銀行が払うべき利子が発生する。
預かっているお金より貸すお金の方が利子が高いのはそういう理由だ。
貸しているお金と借りているお金の利子の差額が彼らの儲けになるわけだな。
すなわち、我々が銀行に預けている貯金は銀行にとっては借金になるわけだ。
しかし、このデフレ不況の真っ只中、売れ上げが見込める仕事が無いから誰も設備投資したりしないからお金を借りてくれる人がいない。
だから金利を下げて借りてもらいやすい状況を作っても借り手がいない。

一流の経営者や投資家だったら金利が安い、今こそお金を借りて勝負しているんだろうが自分にはその才覚が無いから誠に残念だ。

ちょっと話しが反れたな。
借り手が居ないからと言ってそのまま放置していたら銀行側は貯金をしているお客に利子を払い続けなきゃいけない。
どこかで何とかお金を貸して利息分を儲けないといけない。
そこで国債の出番ですよ。
国債は利益が薄くても必ずも利息つきでお金が返ってくる。
儲けが薄ければ大量に買えばカバーできる。
そうやってこのデフレ時代を銀行は乗り越えてきている。
ちょっと前にニュースか何かで見かけたが多くの銀行が国債によって結構な利益を得ているし今後も続きそうだ。
厳密な数字は忘れたが、興味がある人は検索してみると良い。
長々と説明してきたが、国債は誰に対して借金をしているかと言うと我々国民が銀行を通じてお金を貸している。
では、誰の借金なのか?
国債は日本政府によって発行されているわけだから、国債は”日本政府の借金である!”
そう、我々国民は貸し手側なのだ!!
誰だ?国民の借金とか言ってる奴は?!

蛇足だがテレビなどで良く「国債を発行しすぎるとギリシャのようになってしまう!!」と言っているコメンテーターがいるがアレは大嘘。
そもそもギリシャと日本では事情が違う。
ギリシャはユーロ加盟国なので通貨はユーロ。
ギリシャ一国の都合でユーロは勝手に刷れない。
しかし、日本の通貨は円で最悪、日本の都合でバンバン刷ることが出来るw
しかも返す相手は殆んど日本国民なので円は国内だけにとどまる。
多少のインフレを起すかもしれないが、現在はデフレ不況の真っ只中なので多少インフレになった方が良い。
元々、経済は”緩やかなインフレによって成長し続けなければいけない”モノなのだが。
この辺りが我々一般国民の昇給や住宅ローン、また極稀に自分が主張する”余暇を楽しむ為には安心できる社会と安定した収入が必要”などに関わってくるんだけど、今よりさらに長文になってしまうので別の機会に。

話しを大元のニュースに戻して結論として「菅政権は復興支援の為に国債をバンバン刷れ!」ってことでまとめさせていただく。

それでは、また。





同じカテゴリー(メタボ兵は考える・・・)の記事画像
トモダチ作戦で多くの人が救われたのに・・・!
60年前の今日の出来事。
ツイッターでもつぶやきましたが・・・。
お巡りさん、ありがとう!!
五大作戦!
誰でも参加できる事がここにある!(東日本限定?)
同じカテゴリー(メタボ兵は考える・・・)の記事
 トモダチ作戦で多くの人が救われたのに・・・! (2011-05-13 18:22)
 60年前の今日の出来事。 (2011-04-28 11:48)
 ツイッターでもつぶやきましたが・・・。 (2011-04-14 11:27)
 テラなんて単位をHDの容量以外で聞く事になるとは・・・。 (2011-04-12 18:10)
 国民が大連立を求めるなら先ずやる事があるんじゃね? (2011-04-07 23:38)
 お巡りさん、ありがとう!! (2011-04-05 18:46)

Posted by しんじ  at 11:47 │Comments(0)メタボ兵は考える・・・

<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。